ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2023.3.29 12:07政治

「自己評価が高すぎる」人がやけに多い

カレーせんべいの釈明を聞いた。
全面的に理解できる。頑張って欲しい。

これは一般論だが、「自己評価」という言葉を
覚えておいて欲しい。

「自己評価が高すぎる」人がやけに多い。
天皇より自分の方がえらいと思ってる馬鹿がいるくらい
だから、そりゃ、自分はえらい、間違ってないと
思い込む人間は多いだろう。

その上、甘やかされて育ってるから、プライドが
高すぎて「謝ったら死ぬ病い」になる。
それを風刺したのが『よしりん御伽草子』の
「かちかち山」である。

誇りとしてのプライドは必要だが、虚栄心としての
プライドは自分の身を滅ぼす。

ゴー宣は「ごーまんかましてよかですか?」と、
謙虚な前書きがある。
傲慢を戒める警戒心がある。
一旦わしを傲慢かもしれないと思った上で、
それでも説得力を感じるなら信じてくれ、という
謙虚を内在させ、ユーモアも交えて断言する。

これは宗教化への警戒である。
相対化して、絶対へ向かう覚悟である。
最近、みんな幼稚になったから、この構図が
見抜けてないのではないか?

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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